2024/01/11
数あるフィットネスジムのホームページより、ヘラクライズフィットネスのページを
ご覧いただき、誠にありがとうございます！
ヘラクライズフィットネス オーナーの濵田です。
去年(2023年)より、ヘラクライズフィットネスに体験、入会する方の中で、
パーソナルトレーニングを経験したことがある方が大変多くなってきました。
これは、ヘラクライズに限らずの話かと思いますが、この数年で多くのパーソナルジムが
開業したことにより、パーソナルトレーニングが一般化したということですね。
フィットネス業界が盛り上がることは、多くの人が自分の体に興味をもち、
「より美しく健康になること」を意識している証拠なので、
とても良いことだと思います。
しかし、たくさんのパーソナルジムがあることで、様々な弊害が出ていることも
あり、目を背けたくもなることが多いことも事実です…
ヘラクライズフィットネスに入会する以前に通われていたジムで起きた
実際の指導や内容について注意喚起のために今回はブログを更新させていただきます。
今回のブログは少し辛口で長くなります。
お暇なときに気が向いたとき、ゆっくり読んでもらえればと思います。
①１日１食＆サプリメント摂取によるダイエット
最近は減ったようにも感じますが、１日１食による大幅でシンプルなカロリー制限と
オリジナルサプリメントを顧客に購入、飲んでもらう。というダイエット方法です。
カロリー制限のダイエットは間違ってはいませんが、極端なカロリーコントロールは
私生活に影響を及ぼしますし、必要な栄養素が入らないため、「痩せる」「シェイプアップ」
ではなく、「やつれる」ということになります。
またサプリメントは栄養補助のためであり、必要な栄養素が足りないときの必要最低限の摂取の
ためのもののため、サプリメントの多用は本来の用途と根本的にズレています。
間違いなく、リバウンド率が高い内容となっているだけでなく、筋肉をつけて美しくなるという観点
からもズレているため、
「お金を払ってやつれに行っている」と言っても過言ではありません。
②トレーニングによる負荷が足りない＆関節の痛みや怪我の発生
トレーニングの指導の際、重要なことは筋肉に負荷をかけるということです。
負荷をかけることにより、筋肉は成長をしていきます。
そのため、その負荷の設定(〇kgでトレーニングするのか)はトレーナーの力量ともなります。
顧客一人ひとりに合わせて、重すぎない、軽すぎないように設定をすることが必須であり、
その設定をするからこそのパーソナルトレーニングとも言えます。
また負荷だけでなく、トレーニングフォーム(その運動動作をおこなう正しい姿勢)を明確に指導する
ことができることも当たり前に必要なことでありますが、それができないと
怪我に繋がることになります。
その怪我をトレーナーに伝えると、
・笑って誤魔化された
・トレーニングのせいではない
と言われたなど、耳を疑うようなことも起きているようですね…
最近ではSNSなどでトレーニング指導の様子を撮影して投稿しているトレーナーも多いですが、
確実に怪我のリスクが高い状態や、狙った筋肉に負荷が伝わっていないフォームで指導している
様子が投稿されているのを見ると、冷や冷やします。
その内容でしっかり解説の文面までつけているとなれば…
③バランスの良い食事やオーガニック食品の露骨な勧め
この内容に関しては、会員様に対してよく説明をすることが多いのですが、
根本的にバランスの良い食事と体づくりの食事内容は全然違います。
バランスの良い食事で痩せたという方もいますが、バランスの良い食事にすることで
今までと比較してトータルカロリーの減少や偏食による栄養バランスの乱れが
改善されたことによるものであり、直接的にバランスの良い食事内容が体づくりに
関係したわけではないことがほとんどです。
もともと、それなりにバランスの良い食事内容の場合、改善する余地がなくなります。
またオーガニックにすることが体づくりに直接関与することはありません。
より良い食品を摂取することはとても良いことですが、オーガニック食品にダイエット効果や
健康面に特別反映されることもありません。
人工的なものを体に入れないことによる病気のリスクの低減などは、また話が変わってきます。
人工的なものに対する意識の違いは個人によって違いますし、オーガニックを否定することは
もちろんありません。より良いものを選択することはとても重要ではありますが、間違っても
オーガニックにすることが全て正しく、体づくりにも最適であるとは限りません。
④トレーニング後の飲酒の禁止または徹底的な禁酒
ネット検索でもありますが、トレーニング後のアルコールはだめなのか…
なぜそんなにもアルコールを規制したがるのか。
競技者レベルでは控えたほうがいいでしょう。
しかし、
一般的なダイエットや体づくりなどに関してアルコールを直接的に否定する理由はありません。
気になる方は
【筋トレ 飲酒】
とでも調べればヒットするかと思いますが、
(・～～の話はネットやトレーナーの説明。★赤字は私の回答です。)
・糖質が入っているからビールではなく蒸留酒(焼酎やウイスキーなど)に切り替える
★アルコールがダメな理由ではなく糖質を控えるべき理由になっている。
知りたいことは糖質ではなく、アルコールです(笑)
・エネルギーにならないカロリーだから控えるべき
★不要な栄養素であれば、アルコールに限らず、脂肪として体に貯蔵されます。
不要な栄養素とは、現状体内に十分に貯蔵されており、摂取する必要性がないもの、
または普段から必要以上に摂取しているもの。
体質的にアルコールが苦手な方以外は、基本的には最終的に体内で分解されエネルギーになります。
アルコールを飲んで、顔がすぐに赤くなる。
目まいや吐き気がする。
などの方は分解ができていません。
こういった方は根本的にアルコールを飲むこともないと思いますので、注意のしようがないですね。
・筋トレ前後の飲酒は筋肉の合成率を低下させるから
★筋トレ後に飲酒すると、筋肉の合成率が３割ほど低下する研究結果がでていますが、
通常飲む飲酒量を超えた量での計測のため、日常レベルの飲酒とは比較になりません。
研究では体重×1.5ｇのアルコール量の摂取による計測。
※体重60kgの場合、ビール350mlを筋トレ後に4本以上飲むことになります。
※筋肉の合成率、トレーニングによる筋肉の成長と考えてもらって大丈夫です。
なんでもそうですが、アルコールがダメなわけではなく、自分に合った適量の飲酒であれば
体づくりに大きな影響を与えることはありません。
そのあたりを知らずに
「筋トレ後のアルコールはやめましょう！」
と堂々と宣言するトレーナーが多いことは不安なところではあります。
実際に、最近ご入会された会員様からも
「以前通っていたパーソナルジムでは運動後のアルコールはダメと言われて…」
とお声をいただきました。悩ましい限りです(笑)
⑤単一の食事管理方法のみの指導
食事制限、管理方法には様々な方法があります。
カロリー制限、糖質制限、脂質制限、ケトジェニック、ファスティング、たんぱく質中心の食事…etc
前述しましたが、「バランスの良い食事にしましょう」は
体づくりのための食事管理指導とは到底言えません。
本当にいろいろな方法がありますが、単一の方法で食事指導を受けている方が多いですね。
実際には、その時の体の状況や運動内容、目的に合わせて食事管理や制限方法を切り替えていく
必要があります。しかし、切り替えようと思うと、体の状況を判断するだけでなく、それぞれの
食事管理方法の内容や特徴を理解しておく必要があるため、トレーナーはかなりの勉強と実績を
積む必要性があります。
指導一回あたりの単価を考えればそれだけの知識があって当たり前の気もしますが…
もしも、食事管理が別料金であれば、全てを網羅したスペシャリストであるということですね！
そんなトレーナー日本に何人いるのか(笑)
昨年より本当にたくさんのパーソナル経験者の方がご入会されました。
多くの方が思ったような結果が出なかったということでご入会いただいており、
ヘラクライズフィットネスはいつの間にか、駆け込み寺になっています(笑)
こんな記事を書く私も、完璧ではないので、やはり悩むことも多いです。
「なんか甘いもの食べたいです」
「お腹が減って耐えれない」
食事管理をしている顧客の皆様にはいろんなことを言われますが、
可能な限り「我慢してください」「食べたらダメ」
とは言わないようにして、なんとか対策を練ります。
「ケーキ食べちゃいました」
「お腹ちぎれそうになるまで食べ過ぎました！」
「チョコがやめられない」
「アイス食べたい」
「昼ラーメン夜ピザ食べました」
してしまったことは仕方ないです(笑)
対応策はあります！楽しむときは楽しんでメリハリをつけることが重要です！
そんな感じでヘラクライズフィットネスは食事とトレーニングの指導をしております。
より正確な情報が多く出回り、間違った情報が拡散されないことを祈ります。
今後の数年で、多くの方がパーソナルトレーニングへの目が肥えていくと考えられます。
多くの方に選択してもらえるジムとして、今後も最新の情報を取り入れ、
皆様に正しい情報を提供できるよう精進させていただきます。
最後までブログを閲覧いただき、ありがとうございました。